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大人のドリームス・キャッチャー

昨日は【美味しいモノを作ってみようじゃない会~クラフト編~】
ちょいと大人なドリームス・キャッチャーを作りました。
作品用途は“車に付ける”というものなので 
大きさはおのずと限られて来ます。

で、コレが完成品。

    20110725_11.jpg

車の中の過酷な環境で、皮紐や羽根の色は段々褪せていきますが、
ガラスのシードビーズは色が抜ける事無く太陽の光を通し続けてくれます。



私の作品には必ずトレードマークの“稲妻”が入ります。

20110725_12.jpg

何故“稲妻”なのかといいますと…
私は知る人ぞ知る(笑)究極の雨女で、
これまでの人生で 大事な場面では ほぼ100%雨が降ってきました。
そして去った後には さらに天候が悪化する…という事もしばしば…
かつて 乾期のエジプト旅行でも雨が降り、
帰国後 大雨でツタンカーメンの墓が水没。
モロッコ旅行でも サハラ砂漠に雨が…

以前、スウェット・ロッジ(インディアンのセレモニーの一つ)を
主宰していた時は ほぼ毎回 雨。
始まると何処かでゴロゴロと雷の音が聴こえて来たリ…
アメリカに行っていた時も 
見渡す限りの草原の何処かで稲妻が走っているのでした。

どうやら私には 雨やら嵐の精霊が見方(?)をしてくれるのか
旅先では必ず何処かで 雨にみまわれます。
なのでみんなが嫌がる雨も 降られると何だか幸先が良かったりして…
降らないと逆に 何だか不安です。(笑)

さて、↓コチラはelmoさんの作品。

    20110725_13.jpg

光に透かすと綺麗でしょ?
とっても綺麗に出来て elmoさんもとっても喜んでくださいました。

20110725_14.jpg

ところで…
これまで旦那さんの車の中で 
頑張ってくれたドリームス・キャッチャーがコレ。↓

    20110725_4.jpg

羽根の付いたフリンジが ホント 最後の一葉の様に…(笑)

20110725_1.jpg

今まで旦那さんを守ってくれて ありがとう。

20110725_2.jpg

綺麗な青い羽根に稲妻が描かれていたのですが…
かろうじて青かった事が分る程度に退色してます。(-_-;)

フリンジを交換して新たに羽根を挿し直し、綺麗にして…
今後はお部屋の中で休んで貰います。



実は前日に、もう一つ作りました。
コチラは立体で フォーディレクション・カラーで編んだネットの中に
ナバホのカッチーナという精霊のお人形を入れたモノ。

    20110725_7.jpg

写真だと 立体加減が良く分からないですね…
角度を変えて撮ってみます…あまり変わらないかな。(笑)

20110725_8.jpg

カッチーナのアップ。

20110725_9.jpg

実はこのカッチーナ入りのドリームス・キャッチャーは 
私にとって ちょっと意味深いモノなのです。
このコの行き先も車の中です。


今回シードビーズをゴソゴソしていたら 制作途中の髪飾りが出て来た。
やばやば…先日のバッグといい 途中で放り出したモノがアチコチに…
姉のトコロにも 店を引き払った時のシードビーズの束が行ってるので
今度貰って来て 取り合えずインディアン・クラフトの材料を
押し込んである棚の整理からだな~


テーマ : ハンドメイドの作品たち
ジャンル : 趣味・実用

ドリームス・キャッチャー講座

   20110706_7.jpg

昨日は 毎年恒例の地元中学校でのワークショップ。
インディアンの世界観や現状を知って貰いながらの
ドリームス・キャッチャー制作。

ワークショップは私達だけではなく 色々な方々が講師でいらして 
ソレゾレのレクチャーをされていますが…
私達のインディアン講座は、会議室をお借りしていますが 
他の講座の方々とは 随分離れた場所なのです。
理由は…おそらく音が大きいから。(笑)
バッファロー皮のインディアンドラムを大音量で叩き、
これ以上大きな声は出ないって声で歌うし、みんなにも歌って貰うし 
大声で“Ho ! Mitakuye Oyasin !”(ホ!ミタクエ オヤシン!)って
みんなで一斉に言ったら これもまた廊下に響き渡る。
どうやら隔離されているのでは…と近年 気付きました。(笑)

      20110706_1.jpg

今年は男の子の参加者が多くてびっくり。
毎回 女の子が多くて 男の子は10名以下…っていう事が殆どでした。
今年は女の子の方が10名以下位でしょうか…
で、殆どの子供は【ドリーム・キャッチャー講座】と名前が付いていても 
何をやるのか、何を作るのか…全く知らないで参加しているのです。
なので私の最初の仕事は、
そういう子供達の関心を 一気に引き寄せることから始まるのです。

机も椅子も しまわれた部屋の中に所在ない様子で
一体何が始まるのかと子供達は緊張しているのが分るので
内心ほくそ笑んでしまうのですが…(笑)
目の前の教壇には 
ドラムや羽根や貝殻や葉っぱの束が置かれているし
部屋の4カ所には色々な色のテルテル坊主がぶら下がっているし…
怪しさ満点じゃないですか。^_^;

   20110706_5.jpg

何の合図も無いまま 唐突にドラムを叩きます…
子供達の緊張が高まるのを感じます。
私は大きく息を吸い込むと この日一番の大きな声で歌います。

『ヘヤヘーーー ヤヘヨォーーーー …』

私はこの瞬間を一番大切に思っているのです。
この先 沢山のインディアンのメッセージを伝える為に
自分の言葉を信頼して貰えるのかどうかが掛かっていると思うから、
圧倒的な存在感をアピールしなくてはならないのです。

インディアンのルーツと共に 生徒たちにもインディアン・ソングを
練習してもらいます。
それと共に 大事なキーワードも練習。
“Ho! Mitakuye Oyasin !”(ホ!ミタクエ オヤシン!)も…
これは ラコタ語で彼らがセレモニーの間 何度も口にする言葉。
“私は すべてのものと繋がっています”という意味です。

このワークの間、何度も口にする事になるこの言葉。
いつもだったら女の子が多いせいもあって 
控え目な(笑)声なのですが、今回は元気な男の子が多かったので 
大きな声で練習してくれました。

さてインディアンになる為の(笑)色々な練習も終わり 
いよいよ円座に…
一人ずつ セージを焚いた煙を浴び 神妙な顔付き。
私はインディアンの7つの方角に 煙を捧げます。

      20110706_6.jpg

インディアンと方角はとても大事な関係があります。
それはイコール インディアンの世界観でもあるので
生徒たちに方角と色の説明をしながら ソレゾレのスピリットの話も。

さてドリームス・キャッチャ-を作るための準備もいよいよ大詰め。
それぞれが願いのタバコ・タイズを作ります。
スピリッツを呼ぶラコタ・ソングを歌い、ドラム・ブリージングをして
子供達はたった一つだけ 
一番大切な願いを見つけに 心の底を探ります。

この願いの中には 悲しい願いも 傷付いた心の声もあると思うので
最後に必ず ラコタのヒーリング・ソングを歌い 
悲しみや傷ついた心があれば 少しでも癒されるよう祈ります。
この時点で私の心は 子供達の心とリンクしている事が多いので
様々な感情の波が押し寄せて来るのを感じるのです。
今回は悲しくて…どうしようもなく悲しくて…
ヒーリング・ソングを歌いながら 涙を抑える事が出来ませんでした。
こんなに悲しい願いや祈りをした子供がいたのかと 今 思い出しても泣けてきます。
 
      20110706_2.jpg

さて肝心なドリームス・キャッチャーの制作が始まったわけですが…
今回 男の子が多い分、いつもと勝手がちょっと違って来ます。
“こま結び”の説明が…(-_-;)
もっともコレは男の子に限った事ではありませんけどね。
“普通に結ぶ”という行為を説明しなければ出来ないっていうのもね~
生活の中に 紐を結ぶような遊びも用事も無いんでしょうか…(-_-;) 

沢山の生徒がいますから 次の工程への説明の時は 
同進行の子供2~3人に一度に説明をするのですが…
コレがね、全く駄目なの。
マンツーマンでないと 教わっている気持ちになれないのか。
手取り足取りでないと進めない子が多いんですよ…
さんざ説明した後に 『どうやりますか?』なんて聞かれた時にゃ
口から魂が出てしまいそうになりますが、
今回は 毎度おなじみの elmoさん satoちゃんに加え、
rieちゃんもヘルプに入ってくれたので大助かり~
皆さま、本当にありがとうございました。<(_ _)>

嬉しい事もあります。
生徒の中には 昨年か 一昨年だったか…
初めての受講では無い子供もいます。
また受けたい、作りたい…と思ってくれたという事ですものね。

      20110706_4.jpg

ドリームス・キャッチャーが出来上がった頃を見計らって 
再び ドラムとラコタ・ソング。
ちょっと気持ちを切り替えるのには 有効です。

この後いつもだど インディアンの現況ということで、
差別問題の話をするのですが…
今回は 先に放射能のお話。
インディアンの事をある程度知っている人でないと あ
まり知られていない出来事ですが、
実は 誰もが知っているスリーマイル島の原発事故の 
たった数ヵ月後に、ニューメキシコのチャーチロックでは
大変な放射能汚染事故が起きているのです。
高濃度の放射性廃棄物の貯蔵ダムの防壁が崩れ 川を汚染し
いまなお手付かず状態で放ったらかし状態です。
そんな大事故を当時、マスコミは一切報道しなかったのです。

もっともそれだけでは無く、
精神世界の方々の聖地でもあるフォーコーナーズの辺りでは 
昔からウラン鉱石の発掘をしていた所ですが、
何も知らされずに鉱石を掘っていたインディアン(ナバホ族とか…)や
その家族が被爆し、今もなお 
その残土やウラン鉱石を精製する過程で出た放射性廃棄物が 
1000ヶ所以上でボタ山の様に放置されたまま 
雨曝し日曝し状態になっているのだ。

そんな非人道的な状態を引き起こしている元凶は…
インディアンへの人種差別が根底にあるから。

この話を 子供達はどんなふうに受けとめてくれたでしょう…
3年生が圧倒的に多かったので、
みんな真剣に耳を傾けてくれたけど。

そしていつも通り、差別のお話も。

今の子供達は 差別というとイコール人種差別だと思っているし、
人種差別なんてシロモノは異国のモノだと思っている。
初めてインディアンに遭遇したスペイン人がそうしたように、
日本人だってアジアの各国で 戦時中 同様の事をしたのだ。
言葉や文化、宗教まで取り上げられたら…そりゃ末代まで祟る。
これもすべて差別だし、身近なトコロにある小さなモノも…同じ差別。
差別によって傷付いて生まれた怒りの感情は 
決して消える事が無いものだけど、これからの未来を担う子供達には
自分の周りの小さな差別から無くすパワーを 
どうか身に付けて貰いたい…というのが私の願い。

ワークの最後は…
初めに覚えた シェアリング・ソングをみんなで合唱。
自分と繋がるみんなの願いを祈る事で、
みんなが自分の願いも祈ってくれる。
想いっきり歌う事で そんな繋がりを感じて欲しい。

Ho! Mitakuye Oyasin !

      20110706_3.jpg

と、今回はいつもよりちょっと特別な ワークショップだったけど、
子供達の心にどれくらい届いたでしょうか…と、毎回思うのですが、
まあ、そんな事を想うのはおこがましい事なので
コレで良いのだ!…と思う事にします。


さて一夜明け…
今日の私は 腕の筋肉痛に悩まされています~
何で?
あの重たいドラムを持って ガンガンと叩いた後遺症です~
『奥さん、運動不足じゃないの?』と旦那さん。
あわわ…


テーマ : ワークショップ
ジャンル : 学問・文化・芸術

お道具の点検

またこの季節がやって来ました。
明日は 地元の中学校でインディアン・ワークショップです。
  (昨年のワークショップはコチラ)

いつも このブログに御訪問してくださっている方から 
お菓子の注文をいただきながらもコレが終わらないと気持ちが集中出来ません。
来週には取り掛かりますので もうちょっとお待ちくださいませ。<(_ _)>

20110705_2.jpg

4時間という長いワークショップなので 中学生とはいえど
一年生から三年生までいますので その時間 集中力を切らさせないように
これでもちょっと苦労します。

同日、他のワークショップの先生方は ひたすら制作なのですが…
でも私のトコロは 生徒にインディアンになって貰う事から始まるので
インディアンの迫害の歴史や 世界観を学んで貰い、
インディアンの歌(ラコタ・ソング)を覚え、
ホワイト・セージの煙を浴びてから 祈りのタバコタイズを作り、
それからようやく ドリームズ・キャッチャーの制作に取り掛かれるのです。
制作が終わった後も インディアンと私達の差別問題のお話に…
今年はそれに加えて インディアンの放射能問題についても触れる予定。

どうしても お話の時間が多くなるので 飽きさせない様に 
途中で要所要所にラコタ・ソングを挟んだり インディアン・セレモニーを
体験させたりしています。
生徒に覚えて貰うラコタソングは シェアリング・ソングの一曲だけですが、
私は5~6曲を歌うので 前日 おさらいが必要です。
というのも みんな似たような歌詞なので間違えちゃうんですよ…
まあ 間違えてても誰も分らないとはいえ、
歌詞を間違えると 次のフレーズが出て来なくなってしまうので自分が困る。 



お道具の点検をしていたら、スマージングに使っているフェザーが
随分とくたびれている事に気付き、思い切って分解し羽根を取り替えました。
子供達が触るので いつの間にかヨレヨレに…(笑)
本来ならスポーテッド・イーグル(まだら鷲)の羽根を使うのですが
コレは買って手に入れるモノではないし 勿論 輸入はワシントン条約が
あるから駄目(笑)
POWWOWというインディアンのダンス大会の会場に行けば 
実は飾りから外れて 結構 落ちてたりしますが、
コレだって決して拾っては駄目。精霊が宿っているので 
持ち主では無い者が 直接手で触れてはいけないのだとか。
イーグルの羽根は 必要な時に巡って来るものだという事です。
ウチにも2枚ほどありますが、ちょっと学校には持って行けない…(笑) 

スポーテッド・イーグルといえば…こんな話が…。

学校で美術の教師をやっている方が、サウスダコタの友人の所に
広いインディアンの大地の絵を描いてプレゼントしたのですが…
友人はちっとも嬉しくなさそう。
理由を聞いたら…
その絵に描かれている鷲が スポーテッド・イーグルでは無いからだと…
言われて気付けば 成る程 白頭鷲が描かれています。
彼らにしてみれば 白頭鷲は 合衆国の象徴なのだそうです。
とは言え…
スポーテッド・イーグルは 羽根だけならまだしも、全体を描くと…
ハッキリ言って 羽根を畳んでいたらトンビみたいだし…。
白頭鷲の方が絵になるんですよね、コレがまた。(笑)
なので現地で売っているTシャツ等のモチーフには  
全体像で描かれている時には 白頭鷲が多いかも。(笑)
こういう頑固な“コダワリ”と いい加減な“アイマイ”なトコロが
全くもって彼等らしい…というか…(-_-;)

↓コレは ↑のお道具入れに使っている大きなトートバッグ。
お気に入りなんですよ。

20110705_1.jpg

インディアンの事を知らないと ちょっとグロいですけど、
亀は大地の象徴なので よく使われるパターンです。
両サイドに描かれている まだら模様の羽根がスポーテッド・イーグルです。
4色の手形は、フォーディレクション・カラーと言って、
インディアンの世界観をあらわす大切な色なのです。
2枚目の写真のポーチの口にも…
この4色で彩られたメディシン・ホイールが。


明日が終わるまで 落ち着かないな~
段取り良く スムーズに進みますように…

蒸し暑いだろうな~(~_~メ)

テーマ : ワークショップ
ジャンル : 学問・文化・芸術

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