息子

息子

タイトルと画像を見て、(ん??古いぞ???)
…なんて思われましたよね?

今回は、私が愛する映画…と新しくカテゴリを設けてその一作目。


映画って 季節や心境、色や香り…様々な日常の感覚と連動していて
ふとした拍子に(あ、あの映画観たいな…)とかってありませんか?
私は映画が好きなので、その手の映画がい~っぱいあります。


で、今回はそのトップバッターで、【息子】。

この映画は時々無性に観たくなるのですよ。
特に 何か煮詰まっている時とか…

そして、この映画は私が邦画も面白いと思うようになった
キッカケになった作品です。

この映画が公開されたのは1991年。計算したら22年前ですって!

私は当時 映画と言えばとにかく洋画。
邦画は全くと言ってよいほど観た事がありませんでした。
【寅さんシリーズ】を観ようだなんて 米粒ほども考えた事が無かった。
もっとも【寅さん】はいまだに一度も観た事が無いのだけれども…

で、当時 仕事帰りにふと思い立ち どういう気まぐれでか
邦画を観る気になってその時に掛かっていた【息子】を観たのです。

監督は 皆さんご存知の通り、【寅さんシリーズ】の山田洋次監督。


古い映画なので どんなお話か忘れてしまった人の為にざっとあらすじを。
Wikiさんに語っていただきましょう。(笑)


東京の居酒屋でアルバイトをしている哲夫は、1990年7月(バブル景気時)、母の一周忌で帰った故郷の岩手でその不安定な生活を父の昭男に戒められる。その後、居酒屋のアルバイトを辞めた哲夫は下町の鉄工所にアルバイト(後に契約社員へ登用)で働くようになるが、製品を配達しに行く取引先で征子という美しい女性に好意を持つ。哲夫の想いは募るが、あるとき彼女は聴覚に障害があることを知らされる。当初は動揺する哲夫だったが、それでも征子への愛は変わらなかった。翌年の1月に上京してきた父に、哲夫は征子を紹介する。彼は父に、征子と結婚したいと告げるのだった

…とまあ、こんなお話です。

出演者は  父親       三國連太郎
        息子       永瀬正敏
        息子の彼女   和久井映見
        兄        田中隆三
        兄嫁       原田美枝子

永瀬正敏と和久井映見が まだ初々しくて新鮮です。^^


この映画で山田洋次監督の 〝物凄さ〟を知ったわけです。
 
まず構成の素晴らしさ!

主人公・哲夫のバイト先からのシーンで始まりますが、
ここから一人で暮らすアパートに戻るまでの何分かで、
この哲夫の性格や現在の状況がすべて分かるのです。

で、母親の法事で故郷の岩手に帰り 今度は家族・親戚との位置関係。
 
ココで哲夫を取り巻く家族の事情が…
本来なら父の面倒をみなければならない兄夫婦の状況。
父親の気質。
そして田舎の暮らし…

兄に対するコンプレックスもあり、
家族の誰もから頼られず 本人も辛抱の無さを自覚しているのだけど

そんな哲夫が キツイ労働の鉄工所に転職したトコロから 
物語が動き出すのです。

従来のこらえ性のない性格から 一日でもう辞める事を考えていたのが
配達先の少女に一目惚れ!
彼女に会う為に仕事を続ける息子。^_^;
ある時 彼女が聾唖だという事を知り…
そこからまた物語が ちょいと動く。

ある時 父親が(戦友会)で上京。

高層マンションに暮らす長男夫妻の元に泊るものの
大きな身体を委縮させながら過ごし、戦友会へ。
帰りに哲夫のアパートに…

狭いアパートだけど、兄夫婦のマンションよりもリラックスできるのか
一緒に銭湯へ行ったりスーパーに行ったり…
部屋でうたた寝をして ふと人の気配で目が覚めると
 
目の前には可愛らしい女の子と、
慣れた仕草で手話で会話をしている息子の姿が…


このシーンが素晴らしいと思うのは、
何事にも辛抱がなくだらしない性格だった哲夫が、
彼女の存在のお陰で 一生懸命 手話を覚え 気遣い 
その生き方に 一本 筋が入った事が容易に分かるのです。

そして そんな息子の変化に気付き 驚くものの… 
彼女が帰った後も 子供の様に落ち着かず 喜びを隠しきれない父。

ひとりではしゃぐ父親の姿に 父の想いを知り胸が詰まる哲夫。
それまで親や家族に面倒ばかり掛けて来た自分が
父親の背を追い越した瞬間です。


これらが実にスマート且つストレートに演出され
物語が 中弛む事無く 一気に進んでいくのです。



この後、面白い日本映画も数々発見したし、
この先 紹介したいものもまだまだありますが、
私の中では この作品を超える邦画は無し!!と断言出来ちゃうのです。

 
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テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

コメント

AISYAさんが愛する映画・・・

うわーこのカテゴリーうれしいです\(^o^)/
楽しみだなー
私もAISYAさんと同様邦画にはまったく興味がありません
でした。映画館でもレンタルでも洋画ばかりみていました。
私が邦画にはまったのは「カモメ食堂」かも?
かなり最近ですね(^_^;)
この手の癒し系の映画は今では邦画のほうが好きかも
しれません。
洋画は断然ヒューマンドラマが大好き。

「息子」今度レンタルしてみようかな!

AISYAさんの映画評論大好きなんですよ。
お勧め映画楽しみにしてますねー

マーズ 様

このカテゴリーを作ろうと、一年位前から思っていたんですけどね~ようやく…です。^^
近頃 映画館に掛かる映画って それなりに今流というか、
映像もキレイだし 面白いんですけどね。
でも それだけなんですよね。
すべて映像で表現されちゃって 自分で想像する余地が無い…というか。

一方で それとは逆に すべて観客の想像任せ…みたいな方向に走るつつある邦画も なんだかな~って。(-_-;)

程良い行間のある 習作を紹介出来たら良いな…と思っています。
が、私はヘンテコな映画も大好きなんで 笑ってやってください。(笑)

【息子】 、マーズさんに是非 観て欲しいです。
この作品も 癒し…です。^^

【かもめ食堂】は私も 邦画の新たな時代を感じさせて貰った作品です。
そのうち紹介しますね。^^
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