ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日_1

【ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日】は先週観たのですが
ラストシーンの事をずっと考えていて なかなかレヴューが
書けませんでした。

昨年 この映画の予告編を観た時には 子供向けの冒険映画だろう…と
タカをくくっていたのですが、監督はアン・リーだし
映画を観に行く度に 映像の美しさに魅せられ 
公開する頃には 絶対に観に行こう!!となっていました。^_^;


ストーリーは今更言うまでもありませんが、

面倒なので gooの映画あらすじを引用させていただくと…

【インドのボンディシェリで動物園を経営していたパテル一家は、カナダ・モントリオールに移り住むことになる。16歳の少年パイ(スラージ・シャルマ)と両親、そして多くの動物たちは貨物船に乗り込むが、太平洋上を航行中、嵐に見舞われて船は沈没してしまう。ただ一人パイは救命ボートに逃れて一命を取り留めるものの、そのボートにはリチャード・パーカーと名付けられたベンガルトラが身を潜めていた。わずかな非常食で飢えをしのぎ、家族を亡くした悲しみと孤独にも耐えるパイ。そんなパイと一頭のトラとの227日間にも及ぶ太平洋上の漂流生活が始まった……。】

とまあ、映画に関心がある人だったら 大方知っている内容ですが、
これはこの映画をほんの一方向から観た内容に過ぎません。

こういう話の流れだというのに 漂流するシーンまでが結構長く
海上でトラと対峙する少年の姿を頭に思い描いていると 
ちょっと退屈な気持ちになってしまいます。
実際 旦那さんは隣で寝ていた…(=_=)

ところが…ラスト・シーンを迎えると 
この退屈だった前半のシーンが 実はとても重要で 必要不可欠に
なってくるのです。

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日_3

物語は スランプの作家が 人づてにトラと漂流した少年の話を聴き
本人に直接会いに来た…という設定。

その会話の中に出てくるのが  
沈没原因の調査の為にやって来た その船の保険会社の調査員とのやりとり。
彼等は保護直後のパイ少年に面会し、
パイ少年は漂流の間に起きた出来事を話すがが信じて貰えず、
真実の話を…と迫られ…
半ば諦めの表情で パイ少年は新たな話を語る。

信じて貰えないなら調査員が納得する話を…といった顔ですが…

トラと自分の漂流では無く、その話の中に登場した他の動物や出来事を
すべて実際に船に乗り合わせていた人間に置き換え語ってみせる。

登場するのが動物から人に代わった途端、少年とトラの物語は
かくも無残で残酷な物語にかわるのです。

その時に初めて 映画の前半での一家の社会的状況や差別、
家族に守られていた少年時代の終わり…など、
初めに語ってみせたトラとの物語の中に
前半のエピソードのアレコレが散りばめられている事に気付きます。

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日_2

トラと漂流した物語と 保険調査員に語った物語。
果たしてどちらが真実か…
映画を観た直後は ソコが気になっていたけど、
時間が経ってみれば 実はソレはどっちでも良い事だと思えて来ます。

そこにあるのは少年が227日間漂流したという事実だけなのだから。


パイが語った二つの物語に戸惑う作家が どちらが真実かと問うと
パイが作家に問い返します。

『どっちの物語が面白かったかね?』


それは作家へではなく 観ている私達への問いかけなのだ。

勿論、トラと漂流した物語の方が面白いし楽しいに違いない。
そっか、人生の眺め方なのか。
人生には楽しい事ばかりでなく 
様々な重苦しくも嫌な出来事も沢山やって来るけど、
眺める方向によっては ずっと生きやすくなるのかもしれない。

そんな事を教えてくれた映画なのでした。
いつもは映画レヴューに あまりネタバレ的な事は書かないけど、
今回は書いちゃいました、ゴメンナサイ。


だけど、そんなことを差し引いても 美しい映像は必見の価値あり。
3Dでの観賞がお薦めです。
自分の目の前に 本当に大海原が広がります。


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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

コメント

観たよ~!

ファーストデイに行ってきましたよ~!
3Dは迫力あってとっても良かったです。
そうだね、見方の角度で変わるね、真実と事実の違いともいえるかも。これ以上書いていくと私がさらにネタバレしちゃうから、ここから後は美味しいものを作ってみようじゃない会で。楽しみ。

elmo 様

観てきましたか~^^

良かったですよね。
姪も観たらしく メールで言う事には
『(展開が)間延びしているなと思ったけど、映像が綺麗で面白かったよ。』
ですと。
間延びしている…というのは おそらく前半の部分の事を言っているんだと思うけど、
その部分の大切さが読みとれなかったのかな。^_^;
まあ、ソレも見方の相違…ってトコですね。

見方をチェンジすれば、毒にも薬にもなる…って思いました。
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