11月7日



姉が永眠いたしました。


発症してから6年…
この日が来るのを分かってはいたものの どうにもならない想いと
空虚な心は埋められません。


死の迎え方は色々で 
不意の事故で御家族を亡くされる方も多い事でしょう。
姉の様に不治と知らされ 
常に死を見つめながら残りの時間を過ごす人も。

この事は 当人も家族も どちらが苦しくどちらが幸せか…とは
言い難いものです。
残された時間があれば あっただけ 共に苦しむ時間も長いですから。

ただ一つだけ 違う点があるとすれば 
自分で色々な心づもりをする事が出来るという事でしょうか。

その点においては 徐々に弱ったとはいえ 
それなりに元気な時間があった姉は 後に残す家族の事を思い
色々な事を準備していました。

在宅看護を望まなかったのは 仮に急変し間に合わなかった時に
両親の心に悔やむ気持ちを残さない為。

葬儀の為の準備も。

保険関係の書類もまとめられ、
自分の死後にしなければならない役所関係の手続きの指示やら
挙句に 
自分の死亡診断書を役所に届ける前に 必ずコピーを取る事…とか。

コレは一度 届け出てしまうと保険関係やら色々な手続きの時、
その診断書が必要になっても役所からは取り戻せないからです。
病院で再発行して貰うと お金が掛かるのですね。

姉は自分の旦那さんに先立たれた時の経験で それだけは忘れるなと…
みなさんも もしもの時には なかなか気が回らないかもしれませんが
ソレは心に置いておくと良いかもしません。


私は遺影を頼まれていました。

姉の希望は スペイン旅行の時に写真を使って欲しい…
という事でしたので とびきりの笑顔の一枚を用意。

最近の遺影写真のアレンジはなかなかなもので、経験された方は
(そうそう)なんて思ってこのブログを読んで下さっている事でしょう。

昔と違って 礼服姿の写真は減ったようで カジュアルな服装の
雛型があったり、スーツ姿もネクタイが着せ替えれたり…
背景も色々。

私も姉も 首だけ挿げ替え…の写真は嫌だったので、
Tシャツ姿でしたけど そのまま使って貰いました。
ただ、旅行の写真ですので バッグを肩から斜め掛けしていましたので
その部分を修正して取って貰いました。
Tシャツの色と姉の雰囲気に合う お花の写真を背景にして貰いました。
お陰さまで 姉の遺影は大絶賛でした。^_^; 
いただいた素敵な戒名と相まって 
皆さんの心に残るものになったのではないでしょうか。

遺影の役割は かなり大きく、良い写真であるか無いかで 
参列して下さる弔問の皆さまへの印象も違うだろうな…と実感したので
自分のお気に入りの写真というのは 用意しておくべきだと思いました。

20121107_4.jpg

納棺の前に 映画の【おくりびと】さながらに、
美しく整え 化粧を施してくれる方々がみえました。
生前と変わらない肌の色に化粧され 呼んだら目覚めそうな顔は
いっそう悲しみを増すものでしたが、
ソコを通り越す美しさに つい大撮影会となってしまい 
さぞかし呆れられた事でしょう…(-_-;)

姉が亡くなった日、姉が大事にしていて大好きだった庭の白い山茶花が
一輪だけ開いていました。
おそらく姉の為に開いたのでしょう。
その山茶花は 胸の上で組まれた姉の手に持たせてあげました。


姉の通夜と葬儀は セレモニーホールをお借りして取り行ったのですが
家を出る最後の晩、
姉の可愛がっていた猫がその枕元で添い寝をしたらしく
服の肩口や枕元に そのコの毛が沢山ついていました。
最後に一緒に寝られて 良かったね… 

20121107_2.jpg

姉は手先が器用で 元気な時はパッチワークや吊るし雛を作るのが
趣味の一つでしたが、病状が進んでからは細かい作業がもう出来なくて
退屈そうにしてました。

で、100均でアクリル毛糸を買っていき『エコタワシ編んでくれる?』
とお願いしましたところ、
合い間をぬってこんな編みぐるみを作ってくれました。

一番右側のチューは にゃん太へ…だそうです。
姉からの最後の贈り物でした。

この後、姪の子供たちにマフラーを編み、編み針をおきました。

20121107_3.jpg


今回 おおよそ予想はしていたものの…
家族を亡くした悲しみの中 片時も浸る事の出来ない忙しさ。

色々な手続き・決め事に忙殺されてましたが 
まあ、それで良いのですよ…と言う方々もいて 
ホントにその通りかもしれないと思った頃…
姉とのお別れの時が近付きました。

姉に頼まれていた もう一つの大事な事。

先立たれた自分の息子と旦那さんの写真を必ず 胸に入れて欲しい…
というものでした。
 
姉がずっと大事に持っていた写真が入っていたビニールケースは
外した方が良いかも…と思い、式の途中 封を開けていた時に 
ソレに気付きました。
写真と写真の間に 何か挟まっているのです。

手紙のようでした。

開いてみたところ…その先立たれた息子からの手紙でした。


姉は再婚で 先の旦那さんとの間に子供が二人いるわけですが、
長男は渡して貰えず 娘の方だけ連れて戻ったわけです。

その長男があまりに母親を恋しがるという事で、その子供が9歳の時
一度引き取った事があったのです。
ところが 色々な習慣の違いや諸々の事が辛抱出来ず 
やはり父親の元に帰って行ったのです。

その時に その子供が姉に宛てて手紙を書き、
いつか気付いて貰えたら…と部屋のカーペットの下に隠されていたので
その手紙の存在に気付いたのは 
息子が父親の元に帰って随分と経ってからでした。

その時 その手紙を読んだ姉は号泣。

その後、成人した息子と再会したのですが それから程なくして
胃がんを発症し、脳に転移し まだ若かったのもあって 
あっと言う間に 亡くなってしまいました。


私はその手紙の話を聞いた事があったものの、
実際にその手紙を目にしたのは 初めてだったのです。

その手紙には こんな事が書かれていました。

『おかーちゃん、ごめんなさい。おかーちゃん、ごめんなさい。
 ぼく やっぱり だめやった。
 おかーちゃんといっしょに いたかったけど だめやった。
 だけどぼくが20さいになったら、かならず おかーちゃんに
 会いにいくから そのときまで まっててな。
  
 おかーちゃーん おかーちゃーん、大すきなおかーちゃーん。
 おかーちゃーん おかーちゃーん おかーちゃーん…』


手が震えました。

成人式の写真を送って来た後に 再会した喜びもつかの間に
亡くなってしまった息子を あの時再び手放すのでは無かったと
ずっと悔やむ気持ちを この手紙と共に封印していたのに違いないのです。

何十年も 何十年も…
姉がどんな想いで この手紙を肌身離さず持っていたのかと思った途端
それまで堪えていた感情を どうしても押さえる事が出来なくなってしました。
突然 号泣してしまった私を 周りではどうして良いのか分らず
おろおろ…


ようやく 会えるね…



一昨日 お葬式が終わったばかりなのに、明日はもう初七日。
49日までは落ち着きません。

姉が居なくなってしまったなんて いまだ 信じられない気持ちです。
きっと 色々な場面で思いだし、そのたびに涙する事になるでしょう。

これまでブログで応援してくださった方々にも お礼申し上げます。
沢山の温かいコメントやメールをいただき、どれほど力付けられた事でしょう。
本当にありがとうございました。

皆様に姉からの一言を…

『どんな事があっても、健康が一番大事。
 身体が健康であれば どんなことも乗り越えられる。
 どうか、身体だけは気を付けて…』
 


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コメント

合掌

お姉さまのご冥福をお祈りいたします。
観音様みたいな遺影から笑い声が聞こえてきそうでした。ご親族のみなさんの為にもお姉さん、苦しい中、頑張ってくれましたね。悲しんでいないで、明るく前に進もうって言ってくれていると思います。この一瞬が大事だと教えてくれていると思います。悲しみやつらい事があった人は人に対して優しくなれると聞きますが、お姉さんの笑顔の下にはそんな思いがあったのですね。きっと、今頃虹の向こうで再開してますね。そちらの世界でゆっくり。
AISYAさんもにゃん太に癒されてね。
また、パンを焼きましょう。


お姉さまが天国で愛しい方々と
微笑まれるのももうすぐなのですね。

何時の日かこの日が来るとは思っていましたが・・・。

ブログを通してお姉さまのお人柄を知り、旧知のような
親しみを感じていましただけに、その最後まで凛としていらしたこと
とても感慨深いです。

AISHAさん
本当に良くお姉さまをお世話なさいましたね。
お姉さんも最後のときも
きっと安心して天国に召されたのだと思います。

お姉さまのご冥福をお祈り申し上げます。

ココのところAISYAさんをブログでおみかけしないので
きにかかっておりました。
とうとうお姉さま永眠なされたのですね。
最後までAISYAさんがそばに付き添ってくれて
お姉さまも安心して天国にいかれたことでしょう。

まだお若いだけに残念でなりません。
私も面識はなくてもAISYAさんとお友達になって以来
おねえさんとも誕生日を始め好きな事なども共通点も
多くブログでお写真も拝見していただけに
とても他人ごととはおもえずこのログをみては
号泣してしまいました。
携帯にメールしようかとも思ったのですがお忙しいだろうと
こちらに書かせていただきます。

葬儀の様子を読ませていただいてたら私も
父の時を思い出してしまいました。
私もおくりびとのような湯灌・清拭をみて
家族も胸のつかえがほどけていくような
すばらしいお葬式でした。

AISYAさんもお姉さんへの心づかいが
たくさん詰まった素敵なお葬式だったんだろうな
というのが伺えます。

二人だけの姉妹であるお姉さまをなくされた
AISYAさんのお気持ちを思うといたたまれません。
AISYAさんも心と体をゆっくり休めてくださいね。
お姉さまのご冥福をお祈りいたします。

謹んでお悔やみ申し上げます。

病気に立ち向かいつつ、周りの事を考え気を配る。
もし自分ならそんな事が出来るだろうか。
考えさせられました。

亡くなってしまった事は確かに悲しい事です。
しかし、死が全ての終わりだとは思いません。

何故なら大切なモノを沢山残してくれたと思いますから。
それがAISHAさんや周りの皆さんの中で
灯火となり、絶えず明るく何時までも輝くことでしょう。

そう思います。

Aishaさんのブログにお邪魔して日は浅いですが、気になって何度も拝見していました。そして何度かコメントしようとしては手を止め、の繰り返しでした。
言葉になりません。
私も妹がいます。大切な家族も。いつか別れがくることはわかってはいても、悲しいです。
でも、お姉さんは大切な家族に会えたのですね。そして、もう痛み止めを使わなくてもいいんですね。
お姉さんは今は安らかに、Aishaさんのことを抱きしめて疲れているのはないかと心配しておられますよ。
どうか、ゆっくり休んでくださいね。

AISHAさん、ご無沙汰しております。
コメントは残さなかったもののブログは毎回拝見していました。

お姉さまの闘病を知り、ずっと気にかけていました。
看病されたAISHAさんもお辛かったろうと思います。

お姉さまがご主人と息子さんのいる天国へ旅立たれ、もう苦しまずに済むことが、遺されたご家族にとってはせめてもの救いではないでしょうか。
体は土に帰ってしまったけれど、魂はいつも寄り添っていると信じて、AISHAさんもゆっくり休んでください。

どうぞお安らかに。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

お久しぶりにブログを

訪れさせていただいて、びっくりいたしました。
お会いしたことのないAISHAさんとは、ブログで良くしていただいて、お友達のように(勝手に)思っていましたので、胸が痛いです。
お姉さんの言葉、本当にそうですね…
健康が一番、と。
人生で本当に思うようにならない色々なことがありますけれど、元気でいたらやり直せますよね。
笑い合ったりハグしたり、手をつないだり。元気でいれば小さな幸せをたくさん見つけられるんですよね。
AISHAさんのブログを通して教えていただいたこと、大切にします。
今の人生の一瞬一瞬に感謝をすることを忘れないようにしていきたいです。。。

はじめまして。
そして心からお悔やみを申し上げます。

私は前からAishaさんのブログを内緒に読ませてもらっていました。お姉様がご病気なのもブログで読んで少し事情はわかっていましたがとうとうお亡くなりになってしまったのですね。私も姉がいますし一人で暮らしている母がおります。いろんな事を考えさせられました。父を看取った母ですがいずれは私に回ってくる事。寂しいですね。
ゆっくり元気になって下さい。

皆様へ

elmoさん、ケイさん、マーズさん、NAKATAさん、
yukaneさん、えままさん、Kakoさん…

いつも気に掛けていただき、ありがとうございます。
姉の闘病中は 皆様の励ましに どれほど力付けられた事か…
感謝してもしきれない想いでいっぱいです。
本当に ありがとうございました。

よーこさん。
はじめまして、温かいお言葉 ありがとうございました。
いつもコメントをくださる方々の他にも、毎日たくさんの方々が 訪問して下さいますよね。
よーこさんのコメを読ませていただき 皆さん 様々な思いで読んで下さっているのだなぁ…と。

そして…
メールで温かい励ましの言葉を下さった方々にも この場をお借りしてお礼申し上げます。

本当に 皆様 ありがとうございました。

長らく ブログをお休みさせていただきましたが、
少しずつ リハビリさせていただきます。^^
 
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