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ドリームス・キャッチャー講座

   20110706_7.jpg

昨日は 毎年恒例の地元中学校でのワークショップ。
インディアンの世界観や現状を知って貰いながらの
ドリームス・キャッチャー制作。

ワークショップは私達だけではなく 色々な方々が講師でいらして 
ソレゾレのレクチャーをされていますが…
私達のインディアン講座は、会議室をお借りしていますが 
他の講座の方々とは 随分離れた場所なのです。
理由は…おそらく音が大きいから。(笑)
バッファロー皮のインディアンドラムを大音量で叩き、
これ以上大きな声は出ないって声で歌うし、みんなにも歌って貰うし 
大声で“Ho ! Mitakuye Oyasin !”(ホ!ミタクエ オヤシン!)って
みんなで一斉に言ったら これもまた廊下に響き渡る。
どうやら隔離されているのでは…と近年 気付きました。(笑)

      20110706_1.jpg

今年は男の子の参加者が多くてびっくり。
毎回 女の子が多くて 男の子は10名以下…っていう事が殆どでした。
今年は女の子の方が10名以下位でしょうか…
で、殆どの子供は【ドリーム・キャッチャー講座】と名前が付いていても 
何をやるのか、何を作るのか…全く知らないで参加しているのです。
なので私の最初の仕事は、
そういう子供達の関心を 一気に引き寄せることから始まるのです。

机も椅子も しまわれた部屋の中に所在ない様子で
一体何が始まるのかと子供達は緊張しているのが分るので
内心ほくそ笑んでしまうのですが…(笑)
目の前の教壇には 
ドラムや羽根や貝殻や葉っぱの束が置かれているし
部屋の4カ所には色々な色のテルテル坊主がぶら下がっているし…
怪しさ満点じゃないですか。^_^;

   20110706_5.jpg

何の合図も無いまま 唐突にドラムを叩きます…
子供達の緊張が高まるのを感じます。
私は大きく息を吸い込むと この日一番の大きな声で歌います。

『ヘヤヘーーー ヤヘヨォーーーー …』

私はこの瞬間を一番大切に思っているのです。
この先 沢山のインディアンのメッセージを伝える為に
自分の言葉を信頼して貰えるのかどうかが掛かっていると思うから、
圧倒的な存在感をアピールしなくてはならないのです。

インディアンのルーツと共に 生徒たちにもインディアン・ソングを
練習してもらいます。
それと共に 大事なキーワードも練習。
“Ho! Mitakuye Oyasin !”(ホ!ミタクエ オヤシン!)も…
これは ラコタ語で彼らがセレモニーの間 何度も口にする言葉。
“私は すべてのものと繋がっています”という意味です。

このワークの間、何度も口にする事になるこの言葉。
いつもだったら女の子が多いせいもあって 
控え目な(笑)声なのですが、今回は元気な男の子が多かったので 
大きな声で練習してくれました。

さてインディアンになる為の(笑)色々な練習も終わり 
いよいよ円座に…
一人ずつ セージを焚いた煙を浴び 神妙な顔付き。
私はインディアンの7つの方角に 煙を捧げます。

      20110706_6.jpg

インディアンと方角はとても大事な関係があります。
それはイコール インディアンの世界観でもあるので
生徒たちに方角と色の説明をしながら ソレゾレのスピリットの話も。

さてドリームス・キャッチャ-を作るための準備もいよいよ大詰め。
それぞれが願いのタバコ・タイズを作ります。
スピリッツを呼ぶラコタ・ソングを歌い、ドラム・ブリージングをして
子供達はたった一つだけ 
一番大切な願いを見つけに 心の底を探ります。

この願いの中には 悲しい願いも 傷付いた心の声もあると思うので
最後に必ず ラコタのヒーリング・ソングを歌い 
悲しみや傷ついた心があれば 少しでも癒されるよう祈ります。
この時点で私の心は 子供達の心とリンクしている事が多いので
様々な感情の波が押し寄せて来るのを感じるのです。
今回は悲しくて…どうしようもなく悲しくて…
ヒーリング・ソングを歌いながら 涙を抑える事が出来ませんでした。
こんなに悲しい願いや祈りをした子供がいたのかと 今 思い出しても泣けてきます。
 
      20110706_2.jpg

さて肝心なドリームス・キャッチャーの制作が始まったわけですが…
今回 男の子が多い分、いつもと勝手がちょっと違って来ます。
“こま結び”の説明が…(-_-;)
もっともコレは男の子に限った事ではありませんけどね。
“普通に結ぶ”という行為を説明しなければ出来ないっていうのもね~
生活の中に 紐を結ぶような遊びも用事も無いんでしょうか…(-_-;) 

沢山の生徒がいますから 次の工程への説明の時は 
同進行の子供2~3人に一度に説明をするのですが…
コレがね、全く駄目なの。
マンツーマンでないと 教わっている気持ちになれないのか。
手取り足取りでないと進めない子が多いんですよ…
さんざ説明した後に 『どうやりますか?』なんて聞かれた時にゃ
口から魂が出てしまいそうになりますが、
今回は 毎度おなじみの elmoさん satoちゃんに加え、
rieちゃんもヘルプに入ってくれたので大助かり~
皆さま、本当にありがとうございました。<(_ _)>

嬉しい事もあります。
生徒の中には 昨年か 一昨年だったか…
初めての受講では無い子供もいます。
また受けたい、作りたい…と思ってくれたという事ですものね。

      20110706_4.jpg

ドリームス・キャッチャーが出来上がった頃を見計らって 
再び ドラムとラコタ・ソング。
ちょっと気持ちを切り替えるのには 有効です。

この後いつもだど インディアンの現況ということで、
差別問題の話をするのですが…
今回は 先に放射能のお話。
インディアンの事をある程度知っている人でないと あ
まり知られていない出来事ですが、
実は 誰もが知っているスリーマイル島の原発事故の 
たった数ヵ月後に、ニューメキシコのチャーチロックでは
大変な放射能汚染事故が起きているのです。
高濃度の放射性廃棄物の貯蔵ダムの防壁が崩れ 川を汚染し
いまなお手付かず状態で放ったらかし状態です。
そんな大事故を当時、マスコミは一切報道しなかったのです。

もっともそれだけでは無く、
精神世界の方々の聖地でもあるフォーコーナーズの辺りでは 
昔からウラン鉱石の発掘をしていた所ですが、
何も知らされずに鉱石を掘っていたインディアン(ナバホ族とか…)や
その家族が被爆し、今もなお 
その残土やウラン鉱石を精製する過程で出た放射性廃棄物が 
1000ヶ所以上でボタ山の様に放置されたまま 
雨曝し日曝し状態になっているのだ。

そんな非人道的な状態を引き起こしている元凶は…
インディアンへの人種差別が根底にあるから。

この話を 子供達はどんなふうに受けとめてくれたでしょう…
3年生が圧倒的に多かったので、
みんな真剣に耳を傾けてくれたけど。

そしていつも通り、差別のお話も。

今の子供達は 差別というとイコール人種差別だと思っているし、
人種差別なんてシロモノは異国のモノだと思っている。
初めてインディアンに遭遇したスペイン人がそうしたように、
日本人だってアジアの各国で 戦時中 同様の事をしたのだ。
言葉や文化、宗教まで取り上げられたら…そりゃ末代まで祟る。
これもすべて差別だし、身近なトコロにある小さなモノも…同じ差別。
差別によって傷付いて生まれた怒りの感情は 
決して消える事が無いものだけど、これからの未来を担う子供達には
自分の周りの小さな差別から無くすパワーを 
どうか身に付けて貰いたい…というのが私の願い。

ワークの最後は…
初めに覚えた シェアリング・ソングをみんなで合唱。
自分と繋がるみんなの願いを祈る事で、
みんなが自分の願いも祈ってくれる。
想いっきり歌う事で そんな繋がりを感じて欲しい。

Ho! Mitakuye Oyasin !

      20110706_3.jpg

と、今回はいつもよりちょっと特別な ワークショップだったけど、
子供達の心にどれくらい届いたでしょうか…と、毎回思うのですが、
まあ、そんな事を想うのはおこがましい事なので
コレで良いのだ!…と思う事にします。


さて一夜明け…
今日の私は 腕の筋肉痛に悩まされています~
何で?
あの重たいドラムを持って ガンガンと叩いた後遺症です~
『奥さん、運動不足じゃないの?』と旦那さん。
あわわ…


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テーマ : ワークショップ
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

お疲れ様でした~

いや~今年も盛りだくさんですねー
面白い催しですね~うちの娘達の中学でも
こういうのあったらいいのにな~

AISYAさんの心のこもったお話や歌声は
鳥肌もんだったのではないかな?と
読みながら感じましたよ。
きっと子供たちにも伝わったに違いないと・・・
インディアンの放射能問題・・・ひどいですね~
子供達もいま間近で起きている事なので
感心があったのではないでしょうか?

最近の中学生集中力に欠けてますよね?
我が子を見てもそう思います。
こま結び・・・今年も大変だったのですね(^_^;)
私も一度参加してみたいです。
しばらくはゆっくりしてくださいねー

お疲れ様でした。

相当なエネルギーが必要ですよね。
でも、その分だけ受け取る部分も大きいのではないですか?
本当に御近所だったら助太刀したいですね!

・・震災が起きてお上は別として、国民皆が一丸となって被災者やその土地を救おうとしたのには
ホントに「輪=和」を感じました。
国籍も人種も関係なく。
まさにメディスン・ホイールが表すそのものです。
そのタイミングでのワークショップはとても有意義ではなかったんでしょうかね。
子供達にとっても。

放射能・・スリーマイルは有名ですよね。
あと、アルバカーキやサンタ・フェ辺りでトリニティ実験という原爆実験も行われていたそうで。
ネバダもそう。
日本は唯一の被爆国ですが、アメリカの国内被爆も尋常じゃないですよね。
で、被爆した筈の日本が原発を建造するに至るには、自分が思うにアメリカの関与(圧力)が
安保理や経済の絡みかは分りませんがあったと思います。
傀儡同然のお上ばかりの現状。
自分等国民がシッカリせねばと強く思いますね。

差別に関しても、国内でも昔から日本にはありましたよね。
それこそインディアンと似た様な感じで。
桓武天皇の蝦夷征伐がそうでしょう。
まさに合衆国とインディアンの関係そのもの。
朝廷率いる討伐軍に対抗した蝦夷達。
圧倒的な数の討伐軍を少ない兵力で退けた蝦夷軍の指導者アテルイ。
アテルイを「日本のCrazy Horse」と称する人も居ます。
蝦夷も然り、アイヌもそう。
そんな酷似した歴史も国内にはあるんですよね。

そういった事も含めてこれからを担う子供達にとって、このワークショップはこれからを生きる為に
重要な体験であったに違いないと思います。

というかオイラが参加したいくらい(笑


ともかくお疲れ様でした!!!

詳しいことは存じませんが・・・

今のこのご時世だからこそ、精神世界を大切にすること、周りに左右されない心を持つことを教えるのって、難しいけれど大事なことだと思います。
ともすると、自分たちを取り巻く世界が全ての世界であるこれくらいの年頃に、外国のあまり知られていない事実に目を向けることってなかなかないことです。
多感な時期の子供たちの心に大きく響いたことでしょう。

というか、AISYAさんの本業は一体・・・?

私もこのワークショップ、参加したいです!

マーズ 様

>こま結び・・・今年も大変だったのですね(^_^;)

やっぱり今年も~~~(-_-メ)
フレームに糸を結ぶ段階になると ついスタッフ同士、顔を見てしまう(笑)
ココが最初の難関なんだよね~(爆)

もうすぐ このワークショップに参加した子供達の感想文が送られて来るんですが…
毎回 意外にも コチラが考えていた以上の人数の子供達が
ストレートに受け取ってくれた感想を書いてくれるんですよ。
それを読むと ようやく肩の荷が下りた様に楽になるんです。(笑) 

NAKATA 様

は~、終わりましたよぉ。
全力疾走…って言ってもいい位だと…(-_-;)
終わった後は ホント、魂抜けちゃってます。(笑)
助太刀 大歓迎ですよ。(爆)

>そのタイミングでのワークショップはとても有意義ではなかったんでしょうかね。

そう思うんです。
今回の機会を逃してはいけない!って心底考えていました。
元々は 子供のイジメ問題への警鐘的な意味で インディアンの差別問題を取り入れていたんですが
ある学校では 御年配の教師の反感を買ったのか、出入り禁止(笑)になりました。
インディアンの教えって、ある意味学校教育とは真逆ですからね。
毎年呼んで 自由にやらせてくださる ↑の学校には
ホントに感謝してます。

>そんな酷似した歴史も国内にはあるんですよね。

それなんですよ。
他国の悲劇も対岸の火事のように思っているのが 島国日本人の思考のベースだから、
我が国の歴史の中にも 同様の出来事が沢山あるのだという事も 学校で教えて欲しいですよね。
今回のような 一つのワークショップの中で 示してあげられる事なんて ほんの一握りだし、一度に与えられる情報量にも限界があるし…

しかしアメリカも…
自分の国の放射能汚染を棚に上げて 日本の事にアレコレ 口を出すなって感じですよ。
日本の官僚だって 将来の天下り先ばっか考えてるから 後先考えずに原発ガンガン作っちゃって…
もうみんなで 福島に移住してくれって感じですよね。

えまま様

スイスで暮らす えままさんには、日本の教育方針や子供達の思考の片寄り、
諸々が かなり見通せるのではないでしょうか?
日本で暮らすと 物事を やはりグローバルにはなかなか見れないですからね。
エマちゃんが自由な発想で 遊びや生活の中に色々な事を取り込んで行く姿を見ると
心から素晴らしい事だと いつも感動しているんですよ。

あれから・・・

1年経ったのですね。
今回も興味深く読ませていただきました。
AISYAさんの熱いメッセージは、子供達に届いたことと思います。
思いは通じるものだと思うので。

私も目の前でAISYAさんの迫力ある歌声やドラム、お話を聞きてみたいです。

pica*様

ありがとうございます。^^

これからの世を担う子供たちには
苛酷な未来が待っていそうです。
そんな子供達の心に 少しでも何か残せれば…
生きる力を信じたいです。
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