
観たい観たいと思いつつ、なかなか観れず…
遅ればせながらやっと観て来ました。
キャストは同じでも、
基本的に 『かもめ…』『めがね』とは全く違う作品。
映画の魅力からいったら 前2作品には到底及びません。
『かもめ…』で自分探しをして、『めがね』たそがれ方をで覚え
そして『プール』で涅槃への道…ですか…
なんだかあんまりですよね~
この映画の底辺に見え隠れする
“死”の部分が そんな気持にさせます。
主人公の母親は 自分の道を見つけ、
この世で一番のしがらみである “家族” をバッサリ切り捨て
タイにいますが…
何故、タイなのか…
納得させられるものが感じられなかったです。
『かもめ…』のフィンランドは受け入れられましたが…
その上…自分の人生から肉親を切り離してまで
得たモノにも説得力が無かったです。
娘と母親を捨てて(?)
捨て子に捨て猫、捨て犬と穏やかな毎日…
なにやら 涅槃もどきで気味が悪いです。
ただ…
一つだけこの映画を観ながら考えていた事がありました。
自分は 何かを得る為に、
何を捨てる事が出来るのだろうか…と。
自分がしたい事や 人にしてあげたい事…
それらのどれを選んでも
自分の何かを捨てなければ、出来ないことなのではないか…
自分を切り崩すことなく
何かを得ようというのは傲慢だと思うからです。
余談ですが…
タイなのに
プールサイドにマリメッコの丸テーブルがあって驚いた~
同じ柄のランチョンマットがあるので すぐに気が付きました。^^
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